OYOYOde展 全記録その2
キャプション 原文
自遊自彩OYOYOde写真展
『SLOW NUANCE』
写真らしきコトをはじめて数年になる。
多くが、数打ちゃ当たるとばかりに、半ば無意識に撮ったいわゆるスナちょろ写真である。
写真の先人たちは、口々に「的を絞らなければ獲物は獲れないよ」と助言をくれる・・。
いつも素直に聞いたふりをしている。
ココロで撮ってる訳でもなく、ましてやアタマで撮っているのではないような気がしている。
それでも膨大な量のボツ写真の中に、時々ゆっくりと自らの奥底に潜む微妙なナニカと
リンクするものが現れることがある・・・ ジャメブ(未視感)とでもいうのだろうか?
自ら切り取った現実にもかかわらず、はじめて見る景色かのように感じることがある。
暗室で、あるいは液晶画面をみるとき、ゆっくりと浮かび上がってくる微妙なニュアンスとの
出会いの面白さ、一方黒い焼き込みによる確信犯的イメージの捏造には、やや疑問を感じ
ながらも自遊自彩しているのが、今しばらくの自分の生理なのです。
kazuB
by kazub22
| 2011-08-28 23:00
| 展示記録