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ROAST PHOTOGRAPH

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記憶の化石

記録 ポートフォリオレビューほか

2012年の東川国際フェスタでの結果を記録しておこうと思う。
1 ユーナ21ポートフォリオレビュー

かの森山大道に白昼の通り魔と称された北島敬三、実際にお会いして話を聞くと予想どおり優しく繊細な面ばかりが目立った、グラサンに革ジャンの強面は鋭敏な神経の裏返し。たぶんカメラを持つと人が変わるタイプなのだろうな。

2 公開ポートフォリオレビュー

あの「写真新世紀」立ち上げプロジェクトのコアなメンバーとした太田菜穂子氏。
9人のレビューアーの中で最も多くを語ってくれた。このヒト本当に写真を信じている。短い時間の中であったはずなのに見事に期待に応えてくれた。そして後半には重たい課題を与えてくれた。写真にできること、新しい写真の有り様と町つくりについて語っていた。
非常に熱心で時間外にも快くレビューに応じていた。


サンディエゴ写真美術館館長デボラ・クロチカ氏。
ディレクター、キュレーターのほかに教育者としての顔を持つ彼女。理路整然と写真展示、レクチャを受ける際のポイントを話してくれていたように記憶する。写真がアートか記録かの問いに対してもディレクター、キュレーターの立場からのアドバイスがあった。○だ。

3 赤レンガ公開ポートフォリオオーデション

高橋朗(さやか)フォトギャラリーインターナショナルデレクター。
東川ではお馴染みの顔。ポートポリオオーデションでは最も懇切丁寧なレビューアーだったように記憶している。一言も話さず去っていった台北の○○○とは雲泥の差。さやかちゃん○。

鷹野隆大、写真家。
オーデション用の「北方試考」についてはかなり鮮明に記憶していたとのこと。好感触だった。ただ、痛恨のミスは元写真を見たかったとのこと、ブック形式のアーカイブしか持参しなかったのはもったいなかった。彼の、さよならパーティーでの挨拶の言葉が気になる。 主体的写真のこと。。

飯沢耕太郎、写真評論家。
かなりお疲れモード、中腰の回遊式が腰につらいのか、イスを持ちながらのレビュー。鷹野氏と同じように北方試考は覚えていたようで、感触は悪くなかったが、アーカイブについて、試行錯誤、実験を迷いととられた感があった。完全にこっちの作戦ミスだ。

沖本尚志、編集者
この方もかなりお疲れモード、途中イスにへたれこんでいた、最後のお別れパーティーのスピーチでも野蛮で殺人的スケジュールと話していたが、ちょっと体力に問題ありそうとの印象。
去年も公開ポートフォリオレビューを受けたが、特に具体的な言葉、印象に残る言葉は聞かれなかったと記憶する。可もなく不可もなくだったのだろうか?


4 写真の町「出会いの広場」 

吉野弘章、東京工芸大教授、アートプロデューサー。
僕は写真を学校で学ぶこと、人から教えを受けた写真に対し懐疑的であったし、今もそうであるが、この人には学ぶべきものは多いと感じた。写真の読解力というのか、持参した「北方試考」を丹念に読み解いてくれた。学校のせんせも捨てたもんじゃないと思わせてくれた。○。

5 ストリートギャラリー展
何かの巡り会わせか、準グランプリをいただくことができた。

表彰式での審査員大西みつぐ氏の講評要約
アトモスファー(北の空気)と題された展示は、北海道の空気感がよくでていた。展示の手法としても間を空けずモノクロームにより張り詰めた雰囲気を演出していた。

6  インディペンデンス展合評の会

最後にインディペンデンス展。今回最も力を入れるはずのメニューだったが、もっとも失敗に終わった。やはり3つの展示は無謀に近かったのだろうか。意図せず薄くなってしまっていた。つまらない点を指摘され内容に入ってもらえず不発。でもねぇ、それにしても自分だけのことじゃなく、ちとアタマ堅すぎんじゃないの・・と。
by kazub22 | 2012-08-09 00:22 | 展示記録

by kazub22